人気のタロット占いをはじめ、占いには様々な種類があります。
種類が多い占いですが、大別すると３種類に分けられることをご存知でしょうか？今回は占いの種類や占術の違いをご紹介します。
- 占いの種類は命術・相術・卜術の３種類
- 人気のタロット占いは卜術
- 卜術は近未来を鑑定する占い
3種類の占い
占いは大きく3種類に分類することができます。
1つ目は命術と呼ばれるもので、ライフステージが変わっても不変である、誕生日などの情報を使って命学的に占っていきます。
2つ目は相術で、その時の感情や状況によって変化する相を見るという方法です。手相や顔相などの「XXXな相が出ている」というタイプはこの相術に該当します。
3つ目はト術で、これは卜学的な視点から占った時の行動などを見ていくことができます。
命術
命術（めいじゅつ）は、主に生年月日や生まれた時間・場所などを使って占います。
基本的には自分自身の運勢や運命など、大きな流れを広大な宇宙の動きと照らし合わせながら占うことができます。この種類の占いでは自分が本当はどんな性格をしているか、どんな傾向があり、どんな人と相性が良いかなど、自分という人間を見つめたい時に役立ちます。
命術には誕生日を使って行う西洋やインドなどの各種占星術を始め、星座占いや四柱推命、血液占いなどがあります。
生年月日や名前を数字に置き換えることで占う数秘術もまた、一生の中で変わらない情報を基に占うため、命術に分類されます。
この占術の特徴はどんな方法で鑑定してもらっても、一生という長期スパンの運命はそれほど大きく変わらないという点です。
相術
相術（そうじゅつ）とは自分の一生を通じた大きな流れにおける運勢や運命を見るわけではなく、手相とか顔相などの相を見ることによって現在置かれている状況や近い将来の未来を予測するという種類の占いです。
相術の大きな特徴は、生まれ持った運命や運勢とは関係なく、自分自身の行動や行いがどのような近未来へとつながるかを占うという点。
現在の状況が変わることによって相術の結果も変わりますし、相術の結果次第で自分の行動や決断を見直すことで、異なる近未来を作ることもできます。
相術に分類される種類には手相や顔相、足相、姓名判断、風水や家相診断、夢や筆跡を使った占いなどが該当します。
卜術
卜術（ぼくじゅつ）は、物事は偶発的に起こるものではなく、運勢を暗示している必然的な出来事だという考えに基づいています。
例えば、自分が何かをしようと考えている場合にその行為を取り巻く偶発的な要素を使って結果を占っていきます。
もともと卜術の「卜」とは亀の甲羅を焼いた時に入るヒビに由来しており、亀甲占いが卜術の原型となったという説も。
卜術に分類される占いにはたくさんの種類があります。
例えば、タロットカードやオラクルカードのようなカードを使った占術を始め、おみくじやサイコロ、水晶を使ったものも卜術に分類されます。
コーヒーや紅茶を使ったタッセオマンシーやお茶に茶柱が立つかという占術も卜術の一つ。
人気の命術の種類と違い
命術の中でも人気があるのは星座占いや数秘術です。
どちらも生年月日を使っている点で共通しています。しかし、鑑定方法のプロセスを見ると細かい点で異なっています。
星座占いは西洋占星術を基にして、生まれた日の太陽の位置と星座との位置関係を使って運命を見る方法。
一方の数秘術は生年月日や名前を全て数字に置き換えた上で、カバラ式やピタゴラス式などの計算式を使って数字を見ていきます。
人気の相術の種類と違い
人気の相術には姓名判断や手相占い、風水などが挙げられます。
何を使って近未来を予測するかという点はそれぞれの相術で大きく異なります。
例えば、姓名判断では名前の画数を数字に置き換えることによって近い将来の運勢を見ることができます。手相診断ではその時の状況や感情によって変化し続ける手相を見て、その状態から待ち受ける運勢を予測します。
同じ方法には顔相や足相などもあり、その場の状況によって変化するという特徴が共通しています。
風水は人間だけでなく、住んでいる家の運勢を占います。
対象が人でないという点で他の相術と大きく異なりますが、住まいの運気がアップすることによって住んでいる人の運気も高まるため、必ずしも家だけの運気を見るわけではありません。
もともと中国に由来する風水ですが、日本の家相占いとよく似ており、明確な境界線を引かずに同じものだと考える専門家もたくさんいます。
人気の卜術の種類と違い
タロットカードやオラクルカード、易占いなどが、人気の卜術として代表的なものではないでしょうか。
これらは偶発的にも思える事柄から近未来を見るという点で共通していますが、占術アイテムが違います。
占術カードや筮竹など、それぞれが意味を持っていて、複数の意味を組み合わせることによって近未来を予測することができます。
３種類の占いを活用しよう
今回は３種類の占いをご紹介しました。
命術、相術、卜術はそれぞれ特徴があり、どのような鑑定を受けたいかによって使い分けることが重要です。ご自身の状況に合った占いを上手く活用して開運していきましょう。
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